馬子邸跡の実態検証に前進−明日香・島庄遺跡 建物跡の規模判明

 7世紀代の建物群跡がまとまって見つかった明日香村島庄の島庄遺跡で、昨年3月に見つかった蘇我馬子(?―626年)の邸宅とみられる7世紀前半の大型建物跡の規模が判明し、村教育委員会が24日、発表した。新たに建物跡1棟なども見つかり、確認された建物は計16棟となった。村教委は「建物が密集して配置されるなど遺跡の中心地の一つだったといえる。時期や位置が重なる馬子の邸宅や『嶋宮』の実態を検討する上で足がかりとなる資料」としている。

 範囲確認に伴い、昨年3月に見つかった大型建物跡2棟の調査区の東側を調査。東に延びていた建物跡の規模が分かった。

 2棟のうち最も大きな建物跡は東西12メートル、南北7.5メートル。南側に隣接するもう1棟は、東西11.8メートル、南北5.4メートルだった。両方とも柱筋をそろえて建てられていた。

 現地説明会は27日午前10時から正午まで。

ふーむなるほど・・・。