7世紀半ばの柱列跡-馬子邸跡、方形池の北側【島庄遺跡】

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7世紀半ばの柱列跡-馬子邸跡、方形池の北側【島庄遺跡】

 古代豪族、蘇我馬子(?―626年)の邸宅とみられる大型建物跡(7世紀前半)など建物跡がまとまって見つかった明日香村島庄の島庄遺跡で、7世紀中ごろの塀とみられる柱列跡が見つかり、明日香村教育委員会が28日、発表した。昨年末、近くで見つかった塀の柱列跡と延長線上で直交することから、一連の施設だった可能性があるという。

 馬子邸にあったとされる方形池の北側約50メートルで、塀の柱跡(直径20〜25センチ)が東西方向に一列、約6.5メートルにわたって見つかった。方形池の東側で以前見つかった7世紀中ごろの建物と向きが合うことから、同時期に築かれたとみられる。柱穴の大きさは昨年末に見つかった塀と同規模。すぐ北側では、7世紀代の石組み溝(幅約30センチ)の底面が約8メートルにわたって出土した。

 発掘現場は12日まで一般公開。通常は見学会などで1日限りの公開だが、今回初めて期間を延長して設けた。同村教委は「多くの人に訪れてもらい、作業風景などを見てもらって文化財への関心を深めてもらえれば」と話している。

 公開期間中、発掘現場には同遺跡の概要やこれまでの成果、発掘作業の流れなどを写真パネルで紹介する看板を設置。平日は同村教委の技師らによる発掘作業や遺構の断ち割り作業などを見学できる。公開時間は午前10時から午後3時。

今回遺構の公開が1日だけじゃなくて長いようです!そんなわけでちょうど明日香に泊まる日だし、わくわくわくわく。(笑)