私の苗字。

小さい頃から歴史が好きだった私は、当たり前のように「自分の先祖」が気になっていた。「自分の先祖」を探すとき、一番手っ取り早くわかりやすい部分は苗字だ。もちろん苗字だけでわかることというのは少ないが、私の苗字は少なくとも、母の実家のある東北南部や、育った北関東ではほとんど見たことがなく、読めない人も多い。育った場所では「珍しい苗字」として通っていたのだけれど、ちょっと調べたら奈良に苗字と同じ山があるというのがわかった。*1そんなわけで小さい頃から「私の先祖は奈良に居たのかも」という思いがあり、その思い入れも強かったのだと思う。実際奈良に先祖が居たのかどうかはわからないが、奈良に興味を持つ最初のきっかけは自分の苗字だろうなあと思う。
 奈良にいけば標識から駅名からいろんなもので見かけるのだけれど、やっぱり最初に奈良に行ったときは自分のことを呼ばれているようでどきどきした。今はそういうどきどきはないけれど(笑)、この苗字じゃなかったら奈良に興味を持つこともなかったかもしれないので、*2宿命なのかとすら思う(笑)

これは玉置神社。

*1:後から知ったけど和歌山あたりだと結構同じ苗字の人も多いとか

*2:もちろん苗字と関係なしに奈良を好きだったかもしれないけど、きっかけなので。