奥千本は寒かった。

金峯山寺を出て隣の吉野山ビジターセンターという、吉野の資料館みたいなところへ。入場料200円。そうそう雨は止みました。わーい。ここで奥駈修行のビデオを見せてもらう。これから奥千本に行く予定なので途中で出てしまったけど、すごく面白かった。もっと見たかった・・・。勝手神社の前のバス停でバスを待っていると小さいバスが来て、奥千本まで乗せていってくれた。バス代500円。バスは1時間に1本しかありません。奥千本に着くと目の前が金峯神社でした。あと見渡す限りの杉杉杉杉杉。

花粉たいしたこと無いかもーって思ってたのですが、杉ですので、その後何度も死ぬ思いをしました。あー本当につらかった・・・ところで金峯神社義経が隠れたところとか西行さんの庵とかもあります。西行庵600mって書いてあったのでそんなに遠くないかと思って余裕で行ったら・・・・・・・・

(ここが入り口。このもーーーっと奥)・・・本当に死ぬかと思った。落ちたら打ち所悪かったら死にますね、ってところを手すりなしで歩いたり、本当にこの先にあるの〜?って思ってひーひーいいながら歩いてたのですがなんとか遠くから見つけた。

(こんな道をひたすら歩きます)
西行庵て本当に、「桜の花の下で死にたい」なんてロマンチストなことを言ってただけあって桜だらけのところにあるんだねえ・・・。

すでにつぼみがふくらんできているので、ちょっとピンクになってきてました。見られてうれしい。ところでもうちょっと先に行くと多分女人結界ですね。
しかしこのあたりでみぞれ?が降ってきたーぎゃー寒いー。金峯神社に戻る。

同行者が「目が痛い。中に何か入てるから見てくれ」というので見てごみを取ったのにまだ痛い痛いという。えー心配。バスを待ったのにぜんぜんこなくて(ていうかバス停あるのに時間の表示が無い)仕方がないので歩くことにした。途中水分神社とかにも寄ったけれど痛がっているので簡単に見ておわり。なんとか人家も出てきたし、お店が見えたのでそのお店に近くに病院が無いか聞いてみる。するとものすごく親切に対応してくれて、(お客でもないのに)色々調べてくれた結果、タクシーで30分くらい先の、さっき天川に行くときに乗り降りした下市口にある眼科ならやっているとのこと。親切にタクシーまで呼んでくれて、更にお茶まで出してくれて(ありがたすぎる)タクシーがきたら車が見なくなるまで見送ってくれて本当に本当に有難かった。ううう。親切すぎる。すでに宿にチェックインする時間になっていたのだけれど、電話して事情を話して遅くなることを伝えた。宿の人もすごく心配してくれた。タクシーでその病院まで行くと、大きい眼科で1時間くらい診察で私は待ってました。あとから知ったのですが、大阪からも人が来る有名な眼科なのだそうです。著書もたくさん出してるみたい。目は、ごみが入ったときにこすって角膜に傷がついたとのことで目薬をもらってなんとか無事にすみました。ただずっと痛いと言っていてかわいそうだった。次の日駄目そうなら帰る?という話をしながらまたタクシーで吉野へ戻る。しかしタクシー使った旅行だなあ今回(笑)。
宿はどうも客は私たちだけのようでした(笑)。お部屋も普通にいいし、ご飯(鍋)もよかったしとてもいい宿だったんだけど、、、さすが杉の名産地ですよ。夜中にくしゃみが止まらない!!!ひーーーーーー。夜行バスの疲れで早く寝たのに11時くらいに目が覚めてからずーっとくしゃみが止まらなくて、はじめてマスクして寝ました・・・・ああびっくりした・・っていうか辛かった〜。

現在の吉野山。山がピンク色になってくるのはあと2週間後くらいかな・・・。花がちょこちょこついてる木もいくつか見たのですが、桜じゃなかったりして(笑)(でも梅じゃないよ!)
これって梅??何かよくわからないんだけど〜。