吉水神社 勝手神社

  • 吉水神社

ここは14年前から、行きたくて行きたくて仕方がなかったところです。私は小6の頃から高校に入るまで義経ファンでした。なので、日本各地に義経関係の場所は多いけれども、ここは格別。今は義経にそんなに興味は無いけども、やっぱり行きたかったところなので思い入れがあります。
義経といえば静御前との決別シーンは有名になっちゃってるからね。義経が居た間、とか、義経のよろいだとか静の肩につけてたものとか、色々ありました。一番興味を持ったのは弁慶の書といわれているもの。800年前の人の字なんて本当に残ってるのか?と昔(小学生とか)は思ってましたが、古代好きになって、1000年以上前のものが出てくるので、まあ本物かもしれませんね。で、弁慶の字なんだけど。最近色々な歴史に出てくる人の字を見ていて、字で性格を見る、というのをしているのですが*1弁慶は、豪胆で気が強くて力のある馬鹿、みたいな書かれかたをしている本とかを結構読んでいて、もちろん逆に、弁慶が知的な人で義経よりも弁慶が頭を使っていたのでは?というのも結構読んでいて、どっちともつかねーなーと思っていたのだけれども字を見て、どっちかというと冷静な、知的というか、少なくとも体だけが強い人ってわけじゃないなあと思えました。綺麗な字でした。

あと清原なつの千利休を読んだおかげで秀吉の金ぴか趣味は知ってましたが、金屏風やりすぎ。金すぎ!みたいな。南北朝にはあんまり興味がなかった。

最近この近くの勝手神社が不審火で燃えてしまい、魂は吉水神社にもってきているのだとか。そんなわけで御朱印は勝手神社の分もありました。

  • 勝手神社

吉水神社のあとは勝手神社へ。雨は止んで、光がちょっとさしてきてます。勝手神社とは義経と別れた静御前が追手に捕らえられて、「ここで踊ってみろ」といわれて踊った場所です。あと、古代ファンとしては天武天皇が後ろの山から天女が舞うのを見て壬申の乱を決心した(五節の舞という舞はここから来ているとか)ところでもある。この話は多分梨木香歩の丹生都比売の元ネタではないかと思います。

↑そんなわけで後ろの山が何か光さしてきてる感じのところ。

*1:色んな作家さんの影響でもある